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「Au Passage(オ パサージュ)4人の個展―競馬場のパサージュにて」2023年11月4日(土)〜11月26日(日)

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11月

グラフィックデザイン:渡辺和雄

JRA京都競馬場は、2023年4月22日にグランドオープンを迎えました。
また、京都で140年以上の歴史を誇る京都市立芸術大学が2023年10月に京都駅東部エリアへ全面移転します。
これを記念して、京都を代表する4名の芸術家、西野陽一氏・森村泰昌氏・八木明氏・山本容子氏による美術展「Au Passage(オ パサージュ)4人の個展―競馬場のパサージュにて」を京都競馬場にて開催します。
https://www.kcua.ac.jp/20231104_aupassage/


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4名の芸術家は、それぞれ「馬」をテーマにした作品を本美術展にて発表します。
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●京都市立芸術大学日本画科を卒業し、日本画で独自の世界を描き続ける日本画家・西野陽一氏は、パリロンシャン競馬場が位置する、ブローニュの森を歩く馬をイメージした6枚組のパネル作品1点と親子の馬を描いた小作品を発表予定。

●京都市立芸術大学美術部デザイン科を卒業し、2011年に紫綬褒章を受章した現代美術家・森村泰昌氏は、ジャック=ルイ・ダヴィッド作『サン=ベルナール峠を越えるボナパルト』に扮したセルフポートレイトと、その撮影に伴う小道具等も展示予定です。

●京都府出身で陶芸家・八木一夫を父に持ち、清新な青白磁が国内外でも高く評価される陶芸家・八木明氏は、馬を模した繊細な飾りを冠した青白磁による籠や、レリーフをほどこした陶板作品などを発表予定です。

●京都市立芸術大学西洋画専攻科を卒業し、都会的で洗練された作品を生み出し続ける銅版画家・山本容子氏は、ルイス・キャロル作『鏡の国のアリス』を題材とした銅版画作品を発表予定です。版画だけではなく、その世界観を具現化したインスタレーションとして展開します。

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■「Au Passage(オ パサージュ)4人の個展―競馬場のパサージュにて」概要
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会期:2023年11月4日(土)〜11月26日(日)9:00〜17:00 ※土日のみ開催(8日間)
会場:JRA京都競馬場 ステーションサイド3階展示コーナー
出展作家:西野陽一、森村泰昌、八木明、山本容子
入場・観覧:京都競馬場への入場料(200円) ※11月12日(日)、19日(日)は500円
主催:JRA日本中央競馬会
協力:京都市立芸術大学


■ 京都競馬場について
「夢と感動を届ける日本を代表する娯楽・レクリエーション施設」を目指して、2023年4月にスタンド改築、馬場改修、厩舎改築を経てグランドオープンしました。また、2025年には開設100周年という大きな節目を迎えます。

■京都市立芸術大学について
2023年10月に西京区大枝沓掛京都駅東部へ全面移転します。京都芸大は140年以上にわたり、多くの芸術家を輩出し、文化芸術都市・京都の発展とともに歩んできました。「京都のミライを照らす、100年後も魅力的な大学」を目指しています。

▲西野陽一《慈光》2023

西野陽一(にしのよういち)
日本画家。1954年京都市生まれ。自然や動物などの生き物を題材に、日本画で独自の世界を開拓し続けている。1978年京都市立芸術大学日本画科卒業。 2006年第19回京都美術文化賞、2008年第26回京都府美術功労賞、2016年第8回円空賞、2022年京都市文化功労者など受賞。NEXT展、Nihonga・京などのグループ展や個展で作品を発表。現在無所属。

▲森村泰昌《交響曲絵画「Eroica No.6」のための習作》2023

森村泰昌(もりむらやすまさ)
現代美術家。1951年大阪市生まれ。1985年、ゴッホに扮したセルフポートレート写真でデビューして以降、国内外で作品を発表。近年の主な個展に、「M式『海の幸』ーー森村泰昌 ワタシガタリの神話」(アーティゾン美術館、2021年)、「ワタシの迷宮劇場」(京都市京セラ美術館、2022年)等。2018年、大阪・北加賀屋に「モリムラ@ミュージアム」を開館。2006年京都府文化功労賞、2007年芸術選奨文部科学大臣賞、2011年紫綬褒章を受賞。

▲八木明《青白磁籠》2022

八木明(やぎあきら)
陶芸家。1955年京都市生まれ。陶芸家の八木一艸を祖父に、八木一夫を父に持つ。緻密な計算と卓越した轆轤技術で、入れ子や紋平皿など集合体として空間を内包する作品を手掛ける。京都造形芸術大学(現京都芸術大学)にて後進の育成にも尽力。1993年京都市芸術新人賞、1997年京都府文化賞奨励賞、2000年MOA岡田茂吉賞工芸部門 優秀賞、2006年紺綬褒章、2008年京都府文化賞功労賞、2009年第22回京都美術文化賞等を受賞。

▲山本容子《Through the Looking-Glass》2010

山本容子(やまもとようこ)
銅版画家。 1952年埼玉県生まれ。都会的で軽快洒脱な色彩で、独自の銅版画の世界を確立し、絵画に音楽や詩を融合させるジャンルを超えたコラボレーションを展開。19878年京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。1980年京都市芸術新人賞、1983年韓国国際版画ビエンナーレ優秀賞、1992年『Lの贈り物』(集英社)で講談社出版文化賞ブックデザイン賞、2007年京都府文化賞功労賞、2011年京都美術文化賞、2013年京都市文化功労者表彰等を受賞。

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